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幸福な時代~マダム・アノニモ『Heureux Temps(ウル・タン)』リリース記念イベント~[TALK,MUSIC][昼/夜公演]

幸福な時代
マダム・アノニモ『Heureux Temps(ウル・タン)』リリース記念イベント

マダム・アノニモが4年ぶりに奇蹟のアナログ7インチ新曲発表!初回300枚!当日にトーク&ライブと新譜の先行販売を行う。
会場はTACO、Radio comédie ensemble、EP-4のメンバーが全面サポート。現代社会に警鐘を鳴らすマダムのメッセージを受け止めてほしい。 

2023年3月21日(火・祝) 
四谷三丁目CON TON TON VIVO 
通し券: 6000円 (第一部、二部を通して楽しめます。)

第一部: トーク「マダム・アノニモの部屋」 詩と音楽を語る 
OPEN14:30,START15:00 料金3000円  ドリンク別
出演: マダム・アノニモ、鈴木創士、佐藤薫、山崎春美ほか ピアノ演奏あり。司会:  渡邊未帆

第二部: ライブ「Heureux Temps」
OPEN 18:30,START19:00 料金4000円 ドリンク別
出演: マダム・アノニモ(vo)、TACO(山崎春美(vo)、後飯塚僚(dance,vl)、渡邊未帆(p))、佐藤薫[EP-4](noise)、Radio comédie ensemble(鈴木創士(Key)+ラヂオEnsemblesアイーダ(radio)+森田潤(synth))

 ご予約はこちらから→
※ご予約の際、公演日欄に「第一部」「第二部」「通し券」いずれかをご記載ください。

プロフィール:
マダム・アノニモ Madam Anonimo
19年の作品『il salone di Anonimo』で斯界に衝撃を与える。出身地年齢不詳。大学紛争の時代から70年代初頭までアングラ劇団のディーヴァとして活躍。阿部薫らと親交を結んでいた。

渡邊未帆 Miho Watanabe
ミュージシャン、ラジオ番組ディレクター、音楽研究者。東京藝術大学音楽研究科博士後期課程修了「日本の前衛音楽」をテーマに博士号(音楽学)取得。共著に『ジャジューカ』(太田出版、2017)、立花英裕編『クレオールの想像力―ネグリチュードから群島的思考へ』(水声社、2020)、細田成嗣編『AA―五十年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社、2021)ほか。新宿発フレンチカリブ・ビッグバンドTI’PUNCH(ティポンシュ)主宰。不定形ユニットTACOに参加。大阪音楽大学准教授。

山崎春美 Harumi Yamazaki
編集者。自販機雑誌「JAM」「HEAVEN」最後の編集長。同じく最後のハードロック・バンド「ガセネタ」。前衛ユニット「TACO」主宰。文筆家・裏切者・ライター・コキュ・物書き・変態・著述業・地球上生命体・覆面作家・狼藉者・批評家・間諜・筆者・非人・戯作者・図案工・書き手・敵性証人・脚本家・偽証人・朗読家・真犯人・筆者・フェミニスト・作家等々、肩書多数。喫煙者。日本国籍者。黄色人。男性。歌人。「あるひあるときあかされつちのみちのくにくらせしよ師のかげらふと」「ぼくのくらやみからぼくはきみがきみのくらやみからぶつかれ不意に」

後飯塚僚 Ryo Goitsuka
パフォーマー・バイオリニスト。土方巽アスベスト館、吉祥寺マイナーを経て、初期TACOの生き残り。白石民夫、田中トシと剰余価値分解工場で活動、映画『爆裂都市』(石井聰亙監督)などで痙攣を晒す。『捧げるー灰野敬二の世界』(河出書房新社)で「生命・身体・場と意識」について対談。新作能『一石仙人』作家の東大名誉教授多田富雄は免疫学の師匠。現在もTACOなどで稀に痙攣を晒す。東京理科大学生命医科学研究所生体運命制御部門教授。

鈴木創士 Sosi Suzuki
2023年上海生まれ。作家、老ミュージシャン。EP-4オリジナルメンバーのひとり。EP-4 unitPでライブ活動中。著書に、「芸術破綻論」、「離人小説集」、「うつせみ」他、訳書に、アントナン・アルトー「演劇とその分身」、「ランボー全詩集」他がある。

ラヂオ Ensembles アイーダ Radio ensembles Aiida
異色の女性パフォーミング・インスタレーション・アーティスト“A.Mizuki”によるソロ・サウンド・ユニット。複数のBCLラジオが偶然織り成す一期一会の受信音と、リレースイッチの電流制御などによって生まれるビート/グルーヴをコンダクトし、類を見ないサウンドスケープ的な音世界を紡ぐ。そのジャンルレスな独自の風景こそがラヂオデリアだ。2017年に「IN A ROOM」、2018年に「From ASIA」と“Radio Of The Day”シリーズ2作を発表。新作「by chance ≒ by choice」では、チャンス・オペレーションなどの手法で、偶然と意図の拮抗する新たなコンポジションにも取り組んでいる。

森田潤 Jun Morita
電子楽器奏者、DJ。ユーロラックの自動演奏に即興を組み合わせたパフォーマンスでライブ活動中。φononより『60snippets』などのソロ作品を発表。モジュラー・シンセ・コンピ、女性vo作『Madam Anonimo』を制作。21年は芥正彦演出による24時間演奏が話題に。また、DJとしてワールド、ジャズ、エレクトリック・サウンドにコミット。SP盤復刻のマスタリングにも携わる。山崎春美のTACO、宇川直宏とのGRAVESTYLE、バンド編成のOmega f2;kに参加中。
φonon
CD-R販売サイト

佐藤薫  Kaou Sato
80年代より、京都のニューウェーヴバンドEP-4のリーダーとして、また多くのインディーズバンドのプロデューサー、レーベルのファウンダーとして暗躍。現在もEP-4関連ユニット、セッションやソロによる音楽活動を続けているほか、自身で立ち上げた《φonon(フォノン)》レーベルでは、エレクトリック・ノイズ系アーティストのCD作品リリースを続ける。一方で、演劇や舞台の音楽監督をつとめるなど多方面で活動している。

【新譜情報】
マダム・アノニモ/ウル・タン
JUTS-0091
価格(税抜):¥3,000
発売日:2023年4月予定
アナログ7インチ

 出身地年齢不詳。大学紛争の時代から70年代初頭までアングラ劇団のディーヴァとして活躍。阿部薫らと親交を結んでいた謎の歌姫「マダム・アノニモ」。φononから発売された2019年のデビュー・アルバム『il salone di Anonimo』は、舞踏、アヴァンギャルド、ジャズのリスナーを包括する幅広い層から、衝撃と称賛を持って迎えられた。
それから4年、Dommune出演以外に表だった動きのなかった彼女が、遂に新曲をリリースする。今回の発表にあたって、楽曲の徹底した推敲を行ったが、レコーディングは一発録りであることを特記しておこう。
A面「ウル・タン」は、パリ・コミューンで有名になったシャンソンの名曲「さくらんぼの実る頃」をモチーフに、19世紀末フランスのアナキスト詩人ポール・パイエッツが過激に詠みあげた作品。歌唱は仏語。訳詩はアルトー「演劇とその分身」、「ランボー全詩集」の仕事で知られる仏文学者の鈴木創士。そして、モダン・コンテンポラリーのメタ・アンサンブルをモジュラーシンセ奏者の森田潤が展開する。
B面「グランドラ・ヴィラ・モレナ」はコインブラ・ファドの代表格でポルトガル民主化運動の英雄、ホセ・アフォンソの楽曲をカバー。1974年のカーネーション革命のテーマ曲となり、アマリア・ロドリゲス、チャーリー・ヘイデンら著名アーティストが取り上げた歴史的名曲。歌唱はポルトガル語で、マダム自身が訳詞に挑戦した。
ジャケットの美しい写真は、裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏などのロックミュージシャンのオフィシャルカメラマンである、ギャラリー・二エプスの中藤毅彦が担当。
メディアはアナログ盤7インチ。初回プレス300枚。音圧は上々。売り切れの場合はご容赦をいただきたい。
歌: マダム・アノニモ
歌詞対訳: 鈴木創士、マダム・アノニモ
写真撮影: 中藤毅彦
プロデュース: 森田潤
レーベル: QUALIA RECORDS
販売元: クオリア・ガーデン株式会社

出演:
マダム・アノニモ
山崎春美
後飯塚僚
鈴木創士
ラヂオ Ensembles アイーダ
森田潤
佐藤薫